Cha-ble_Vol19
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1行ってみたい、暮らしてみたい港まち木更津 人口約13万の木更津市は、古くから東京湾横断の玄関口として栄えてきた港町。地名の起こりは「君去らず」。古事記に登場する日やまとたけるのみこと本武尊が東京湾を船で横断しようとしたときの悲恋の伝説に由来する。江戸時代には物資の集散地として大いに栄え、遠浅の海では海苔や貝類の養殖が盛んだ。 1997年、この木更津と神奈川県川崎市とをおよそ15キロメートルで結ぶ海の道「東京湾アクアライン」が開通。春から夏にかけては東京湾に浮かぶ海ほたるへのドライブや潮干狩りを楽しむ家族連れやグループで木更津がにぎわう。 訪れる人とともに、木更津は暮らす人が増えている。千葉県内の市町村で平成25年中に最も人口が増えたのは船橋市。以下、流山市、柏市、習志野市、木更津市と続いている。高速バスで東京駅まで約40分。さらに1時間前後で品川、川崎、横浜、羽田空港、成田空港と木更津を結んでいる。市が力を注ぐ子育て支援策や、近年周辺に誕生したショッピングモールやアウトレットといった買い物環境の充実が働くママや共働き世帯の人気につながっているのかもしれない。 木更津の名物と言えば、昔から豊かな江戸前の海の幸。うまみのたっぷり詰まったアサリ、ぷりぷりのハマグリ、煮て良し天ぷらで良しのアナゴ…。江戸前の粋な味を求めて人も集まる。 そんな魚も人もイキがいい木更津の、イオンタウンの中にフードスクエアカスミ木更津朝日店がある。絵=古山 浩一

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