Cha-ble_Vol21
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食べる生きる2Discover Local食育体験の場として地域に定着する店舗 施行から11年目となる食育基本法。個食や孤食など食の乱れが進む中で、健全な食生活を実践できる人間を育てることを目的に2005年に成立した法律です。 その2年前、2003年にカスミの食育活動はスタートしました。最初に取り組んだのは児童を対象とした食育体験学習。近隣の小学生を店舗に招き、売場の野菜や果物に見て触れて学ぶ「※ファイブ・ア・デイ スーパーマーケットツアー」です。カスミの栄養士が講師を務め、子どもたちはゲームやサラダ作りなどを楽しみながら、バランスの良い食生活について学びます。 初年度の参加者数は年間185名でしたが、2013年度には初めて1万人を突破。2009年度からは対象を小学生から保育園や幼稚園の園児まで広げ、2015年度は年間406回を開催。出店エリアの小学校99校、保育園・幼稚園258園が参加し、地域の食育体験の場として定着しています。 成長期に身につけた「食」の知識は生涯の食習慣に影響を及ぼすと言われますが、カスミの食育活動が子どもたちを対象に取り組み始めた背景には、好き嫌いを解消するだけでなく、子どもたちが生命の尊さを知り、感謝の心や生きる力を養うことに貢献したいという想いがあります。 同時に、地域の学校とスーパーマーケット企業が連携することで、食育を草の根運動として地域に広めていきたいという想いがありました。薄れつつある地域の伝統的な食文化や、季節ごカスミの食育この10年2003年にスタートしたカスミの食育。体験や発見を通して食べる喜びや大切さを伝えるカスミの取り組みをご紹介します。「スーパーマーケットツアー」は小学生や園児を店舗に招いてカスミの栄養士とバランスの良い食生活について学ぶ食育体験学習です幼 児小学生2003年から続く食育体験学習

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