Cha-ble_Vol23
5/16

5それがカスミの目指す店づくりです。 スーパーマーケットの使命とは、食文化や生活文化に基づく地域性を大切にし、それを品揃えやサービスで表現すること。そして、その実践のためには、これまで以上に地域のお客さまとの「つながり」を大切にし、生活ニーズをすくいあげることが必要とカスミは考えます。地域の課題はカスミの課題、お客さまの喜びを自分たちの喜びと考え、カスミはこれからも1店1店が独自の工夫を重ね、新しい価値を提供していきます。❶子どもたちを店舗に招く食育体験学習には年間1万人以上が参加しています❷毎日の献立に役立つメニュー提案を行うクッキング・コミュニケーションはお客さまとのふれあいの場でもあります隣接する子育て支援センター「みほふれ愛プラザ」(写真左)と共に地域コミュニティの拠点となる店づくりを進めるフードスクエアカスミ美浦店イートインコーナーを使った健康相談では店舗常駐の栄養士・管理栄養士が食生活に関するアドバイスを行いますに「健康講座」をプラスしたイベントも月1〜2回実施。将来的には、例えば血圧が高いお客さまにクッキング・コミュニケーションから減塩レシピを提案し、さらに商品選択に役立つ情報を提供するというように、カスミだから実現できる魅力的な催しへと発展させていきます。また、フードスクエアカスミアルコ越谷店を皮切りに、栄養士・管理栄養士を配属したお店を順次増やしていく計画です。 食育については、これまで本部から栄養士・管理栄養士とスタッフがお店に出向いてスーパーマーケットツアーなどを実施してきましたが、今後は各店の従業員だけで運営できるよう、人材育成を進めています。2017年4月には研修を経て、食育インストラクター1期生が20人誕生しました。今後は各店で食育イベントの講師や健康相談などで活躍していくこととなります。 ほかにも、4月7日、カスミで初となる行政施設(みほふれ愛プラザ)と隣接したフードスクエアカスミ美浦店がオープンしました。行政と連携し、子育て支援や多世代交流など、地域コミュニケーションの新たな可能性を拓いていきます。地域のお客さまから頼りにされる存在 人口減少や少子高齢化が進み、健康寿命を延ばすことが社会の課題となっているいま、スーパーマーケットに求められる役割は大きく変化しています。これからは単に買い物をする場所ではなく、「そこに行けば誰かと出会える」「楽しいイベントがあって気軽に体験できる」「いつも新しい発見がある」、お店をそういう場所にしていこうと考えています。「ちょっとヨリミチしていこうかな」と足を運んでくださるお客さまを増やし、地域コミュニティの中核として機能していけるスーパーマーケット。地域社会の真ん中にスーパーマーケットがある❶❷

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る