Cha-ble_Vol25
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おみたまヨーグルトは、毎朝市内の牧場から届くしぼりたての牛乳で作られます。柔らかな酸味とやさしい甘味のバランスが絶妙で、後味はすっきり爽やか。だれからも愛される味です。小美玉地区で酪農が始まったのは昭和10年。いまでは県内有数の酪農地に発展しています。平成3年、酪農業をさらに盛り上げようと、小美玉ふるさと食品公社(当時美野里ふるさと食品公社)が設立され、地元産の良質な牛乳を使ったのむヨーグルトが誕生。製造部工場長の木村智信さんが、美味しさの秘密を教えてくれました。「生乳はとても繊細なので、しぼりたてをいかに素早く加工するかが味の決め手となります。鮮度を追求する上で、酪農家が日本一密集しているのが小美玉の強み。どの牧場もヨーグルト工場との距離が近く、生乳が短時間で工場に運ばれ、すぐ加工に入ることができます。また、生乳中の乳脂肪分や無脂乳固形分など、うま味を感じる成分が多いのも特徴です」おみたまヨーグルトは市内の学校給食でも提供されており、地域の子どもたちはみんな、その味に慣れ親しんで育ちます。プレーンタイプのほか、ブルーベリーやイチゴ、ユズ、福ふくれ来みかんなど、地元産の果実をふんだんに使った季節限定商品も。当初は工場直売のみでしたが、近隣のカスミ約15店舗で手軽に購入できるようになり、ギフトでも人気の定番商品となっています。平成27年には、茨城空港近くの空のえき「そ・ら・ら」に工場を移転。大きな窓越しに、製造過程を自由に見学できるようになりました。平成30年10月には、日本初の『ヨーグルトサミット』を小美玉市で開催。全国の乳業メーカーや酪農家が集結します。「小美玉といえばヨーグルト、と全国に知られるまちにするのが目標です。自慢の地場産品を通して、次代を担う子どもたちの心に、ふるさとへの誇りや愛情を育んでいけたらうれしいですね」新商品の開発やPRに意欲的に取り組む、製造部工場長の木村智信さん。『ヨーグルトサミット』に向けて準備に奔走肥沃な小美玉の大地で健康な乳牛が育つ香料・着色料・安定剤などの添加物を使わない、安全安心なヨーグルト。「いばらきデザインセレクション選賞」「茨城県おみやげ大賞最高金賞」をはじめ数々の賞に輝く。カスミの「夏ギフト」でお取り扱い中。おみたまヨーグルト小美玉ふるさと食品公社(茨城県小美玉市)10

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