Cha-ble_Vol25
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土づくりから製茶までこだわりを貫く茨城県西部で生産される、さしま茶。その歴史は古く、江戸時代に栽培が本格化し、幕末の1859年に日本茶で初めて海外に輸出されました。しかし、全国的な知名度は決して高くありません。そこで、さしま茶の魅力を広く発信しようと、最高品質のお茶づくりに情熱を注いでいるのが根本園の6代目茶師・根本宏紀さんです。根本さんは高校を卒業後、静岡県にある野菜茶業研究所で学び、21歳で帰郷。家業に就き、最初に取り組んだのが土づくりです。お茶の味わいと香りは生葉の質で決まるため、手間と時間を惜しまず茶園の管理を行いました。「肥料メーカーに依頼して土の成分を分析し、専用の肥料を毎年配合してもらいます。天然の資源、有機物、落ち葉などで肥えた健康な土を作り、元気で力強い茶葉の栽培ができています」伝統を守りつつ新しい楽しみ方を豊かに広げるさしま茶Best Local Supermarketディスカバー地域愛カスミは、地域社会に貢献するベストローカル・スーパーマーケットを目指します!Green teaさしま茶 お茶の根本園 [茨城県坂東市]茶葉の栽培から商品化まで一貫して行い、緑茶、紅茶、抹茶、アイスクリームなどを販売。6代目根本宏紀さんは、手もみ製茶技術で日本一に輝く。伝統的な茶師の技術を磨きながら、新しいチャレンジにも意欲的な根本宏紀さん2

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