Cha-ble_Vol26
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ゴールボール選手山口 凌河さん株式会社カスミ取締役会長小濵 裕正自転車選手藤田 征樹さん逆境を力にする小濵 山口さんとゴールボールの出会いを聞かせてください。山口 小中学校と野球をやっていたんですが、中学2年の終わりに、視力の異変に気づきました。ボールが見えない、打てない、ほぼ半年で視力を失いました。大学病院で難病のレーベル病と診断され、治らないと聞かされた時はすごく落ち込みました。 それでも家族や友人に支えられ、盲学校でクラブ活動のゴールボールと出会いました。顧問の先生が当時、日本代表のキャプテンだったこともあり、先生に憧れました。打ち込むスポーツと出会えたことは、ものすごく大きかったと思っています。小濵 ゴールボールの魅力は何ですか?山口 視覚障がいにも程度の差があるので、選手はアイシェードと呼ばれる目隠しをして同じ条件にします。小濵 真っ暗な状態で何を頼りにプレーするのですか?山口 ボールに入っている鈴の音と仲間の声です。チームスポーツであること、そしてアイシェードをすれば誰もが同じ条件で競い合えるのが魅力です。藤田 ゴールボールは障がい者スポーツ独特の競技ですよね。山口 そうですね。車いすバスケやブラインドCha-ble対談障がい者スポーツいま注目を集める障がい者スポーツ。逆境を乗り越え挑戦する情熱を支えるものとは?日本を代表する障がい者スポーツのアスリートのお二人を迎え、誰もが楽しめる障がい者スポーツと豊かな地域社会について語り合いました。アスリートたちの情熱挑戦と

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