Cha-ble_Vol27
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10メンチカツ ふっくらと厚みのあるメンチカツを丸かじり。衣のサクサク感とジュワッと広がる肉汁に思わず感激。噛めば噛むほど濃厚な旨みが広がり、それでいてすっきりとした後味に2度目の感激に包まれます。この贅沢な味わいを生み出すのは、茨城県の誇る銘柄豚肉「ローズポーク」です。 ローズポークは、全国有数の養豚県である茨城で、長年かけて選抜した系統豚を交配して誕生しました。本格的に生産が始まったのは1983年。以来、「育てる豚」「育てる飼料」「育てる人」「販売する人」を限定し、ブランドを守ってきました。 指定生産者は26人(2019年5月9日現在)。その一人である小美玉市の鈴木一成さんに、ローズポークの特徴を聞きました。 「大麦を配合した専用飼料を与え、通常の豚より肥育日数をかけてじっくりと育てるので、良質な脂がつきます。肉質の締まりが良く、コクがあって美味しいですよ」 雑味が少なく、豚肉の旨みが濃厚に感じられることは科学的にも証明されています。指定生産者の皆さんは、より美味しい豚肉を作ろうと意欲的な方ばかり。鈴木さんもより良い肥育環境を追求しています。 「豚舎の衛生管理を徹底し、床を温かくするため籾殻を敷きました。すると、薬を使わなくても豚が病気にかからず、ぐんぐん元気に育ちます。安全・安心な豚肉を出荷できるのは、生産者として一番の誇りです」 カスミでは、ローズポークの魅力を届ける新商品としてメンチカツを開発。脂の旨みをしっかり味わえる粗挽きとし、その太さにも1ミリ単位でこだわっています。具には、生産量が日本一である茨城県産れんこんを使用。食感を楽しめる大きさにカットして交ぜ込みました。パン粉は2種類をミックス。二層仕立てで肉汁を閉じ込めた、絶品メンチカツです。 素材の持ち味が生き、何もつけずに食べても旨みたっぷり。手軽なのにちょっと特別感のあるメンチカツが、育ち盛りのお子さまのおやつに、家族の食卓に、人気を集めています。生産者の鈴木一成さん(写真上)と、流通管理を担うJA全農ミートフーズ株式会社の野﨑宏之筑波営業所所長(写真下)ローズポークと茨城県産蓮根の

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