8「お酒は正直、手抜きをしたらそれだけのお酒になります。米づくりから想いを込めてつくったお酒は味にも想いが出る。そういう精神を忘れずにお酒をつくっていきたいと思っています」 岡部合名会社の社長、岡部守博さん。全国新酒鑑評会で13回の金賞受賞を誇る老舗蔵元の５代目。穏やかな語り口の中にも地域の逸品を次代へ継承しようとする気概を感じました。 岡部合名会社。茨城県を代表する地酒「松まつざかり盛」の蔵元です。酒米は洗米機で洗ってから、こしきで蒸気をあて、時間をかけて蒸します。蒸した酒米に麹を仕込みます。麹は生き物。酒米に麹菌を繁殖させるのが最初の関門です。 見えない生き物が相手の手仕事。麹こうじむろ室と呼ばれる麹づくりを行う専用の部屋では、温度管理には細心の注意を払います。部屋の温度は35度前後に保たれています。南部杜氏と力を合わせた酒づくりは明治時代から変わらぬやり方で続いています。（単位：億円）3236405573111地域活性化のためにお客さまや地元生産者さまとともに推進する地産地消。2018年度は地域商品や地場野菜の販売額が目標の100億円を突破しました。カスミの地域商品地域愛カタチをに
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