Cha-ble_Vol29
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5誰もが仕事を通し1.61.82.02.22.42.62.83.03.23.4(%)(年)201320142015201620172018202120232020年4月末現在㈱カスミの障がい者雇用率は3.44%です2.2%2.3%2.11%2.59%3.44%(2019年6月1日現在)(2019年6月1日現在)(2020年4月末現在)(2020年4月末現在)(2021年4月予定)民間企業雇用率カスミ雇用率法定雇用率Voice障がい者雇用率(株式会社カスミ)自立を目指しお弁当づくり教室2020年春から新たに導入されたドライフルーツとドライナッツのライン障がい者の仕事の幅がますます広がるフレンド社員菊池 翔太さん◦2019年4月入社◦茨城県立つくば 特別支援学校卒パートナー社員石川 晴美さん野菜センターセンター長代理髙橋 夏美さん◦ジョブコーチ◦障害者職業生活 相談員フレンド社員岡田 直樹さん◦2019年4月入社◦茨城県立美浦 特別支援学校卒パートナー社員斎藤 あみさん野菜センター製造主任八木 要さん◦ジョブコーチ特別支援学校から紹介され、実習生として働いてみて「この仕事なら自分に合っている」と思い入社を決めました。自分たちが加工した大根や白菜がスーパーでお客さまに販売されている様子を見てすごく感動しました。後輩の新入社員が入ってきたので、模範となれるように元気に挨拶し、幅広く仕事を覚えていきたいと思っています。障がいのあるフレンド社員と一緒に作業を進めながら、作業の流れや生産量をチェックする仕事をしています。入社当時と比べると、フレンド社員一人ひとりが自分たちで判断して動けるようになり成長しています。接し方も最初は手探りでしたが、今は友達か親子同士のように和気あいあい。みんなが毎朝ニコニコしながら元気に挨拶してくれるのが一番の自慢です。先入観を持たず、一人ひとりに合った目標を与えています。責任は生じますが、「自分がやらなきゃ」「必要とされている」と感じ、やりがいにつながっていると思います。得意不得意は人それぞれなので、一人ひとりに寄り添った指導を心がけています。みんな仕事の幅を広げたり、リーダーとして活躍したり、それぞれに合ったキャリアモデルをつくるのが役割です。特別支援学校で園芸を学び野菜にも興味があったので入社しました。最初は分からないことも多く不安もありましたが、指導員の方が丁寧に教えてくれたので、仕事を覚えるうちに不安もなくなりました。責任はありますが、任されて頼られるのはうれしい。仲間を助けられる存在になりたいです。初任給で家族とお寿司を食べに行きました。フレンド社員に対して私が一番心がけているのは「はっきりと分かりやすい言葉で伝える」ということ。障がいのある方と一緒に働くのは初めてだったので最初はどう接していいか不安もありましたが、健常者と何一つ変わらないと感じています。誰かが困っていると誰かが助ける。そんな助け合いの雰囲気が職場全体にあります。この会社の特徴は障がいをもつ方が補助的な仕事をするのではなく、主力として働いている点にあります。伝えることが得意ではない方もいるので、相手の意図を汲んで接するように心がけています。円滑なコミュニケーションを図れるようジョブコーチの資格も取得しました。仲間たちの成長と自立に向け、この野菜センターを軌道に乗せ、新しい事業所を設立することが私の夢です。

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