Cha-ble Vol30
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地域社会と連携して進めるカスミのフードバンク活動カスミ店舗社内ルールに基づき賞味・消費期限が切れる前に売り場から撤去した食品寄付提供提供出店エリアのフードバンクや子ども食堂福祉施設など生活困窮家庭3❸❷❶寄付食品を受け取るボランティアのお父さん(左)❷子ども食堂に運び込まれた食品はボランティアのお母さんたちで仕分け❸カスミの店舗を回るのは月2回❶2016年度 2017年度   2018年度 2019年度 2020年度5407082112(店舗)204060801001200フードバンク活動カスミの取り組み店舗数その日あったことなどを話しながらボランティアのお母さんたちと楽しそうに晩ごはんを食べる子どもたちが子どもたちのリクエストに応えたメニューです。SDGsを学ぶために参加したという地元の高校生も加わり、子どもたちと楽しそうに食卓を囲んでいました。「子どもたちの役に立ちたくて」と、定年退職後にボランティアスタッフとして子ども食堂を手伝っているお父さん(写真❶左)。ふだんは子どもたちに勉強を教えたり、送迎車の運転もしていますが、この日は近隣にあるカスミの店舗7軒を回ります。月2回、カスミが寄付する食品を受け取るためです。カスミは2016年11月から出店エリアでフードバンク活動を続けており、2020年11月末現在112店舗で実施しています。フードバンク活動とは品質上問題なく安心して「まだ食べられる」にもかかわらず、賞味・消費期限の管理のために廃棄される食品を、子ども食堂や福祉施設など必要とする人の元に寄付する活動。この日は缶詰、菓子、飲料などを寄付しました。全国に約4千カ所ある子ども食堂ですが、コロナ禍でその多くは従来通りの運営が難しくなりました。認定NPO法人「NGO未来の子どもネットワーク」も感染拡大を防ぐため3月初旬、コロナ禍で子どもたちが集まることができなくなったため、食堂をお弁当に変えて宅配で活動を続けました。そんな中、子ども食堂を利用していない、コロナ禍で影響を受けた生活困窮家庭から相談が寄せられ、4月からお弁当を届ける活動を拡大しました。カスミは「誰一人取り残さない」というSDGs達成に向け、これからも食品ロスの削減や貧困など社会課題の解決に地域の皆さんと一緒に取り組んでいきます。※2誰一人取り残さない地域社会のために

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