Cha-ble Vol30
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9仕事以外でも一緒に食事や旅行に出かけるなど、実習生たちに寄り添ってきました。また、カスミの人事コミュニケーション 教育・人材開発に所属するベトナム人女性社員が定この3年間、カスミは日本語やビジネスマナー、調理技術の教育にとどまらず、実習生が日本文化を体験する機会を定期的につくってきました。実習生たちは茨城県内での温泉、紅葉狩り、りんご狩りのほか、浅草見学や河口湖畔でのぶどう狩りを体験。楽しみながら日本文化への理解を深めました。2018年8月には、カスミが期的に実習生の職場を訪問、日本語教育や生活支援はもちろん、相談相手として不安の解消に努めました。社会貢献活動の一環として行っている「陸前高田七夕まつり体験学習」に新入社員や出店エリアの小学生などとともに参加。東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市を訪ね、被災の状況や現在の復興の様子を学ぶとともに、伝統ある七夕まつりに参加して現地の皆さんと一緒に山車を引きながら交流を深めました。社会貢献活動に参加して日本文化を体験❺岩手県平泉町の世界遺産・中尊寺を見学❻茨城県でりんご狩りを体験❼岩手県陸前高田市で「陸前高田七夕まつり体験学習」に参加「土の中で我慢強く根を張り美しく咲くベトナムの花『蓮』のように、何があっても逞しくしなやかに伸びるベトナムの木「竹」にように、3年間みなさんが頑張った姿を誇りに思います」(カスミ会長小濵裕正の祝辞より)ベトナムと日本の架け橋となり誰もが幸せになれる未来を描く修了式は2020年9月30日にカスミ本社で行われ、山本社長から実習生一人ひとりに技能実習修了証明書が手渡されました。サプライズ企画として、実習生が勤務していた店舗の従業員がプレゼントを持って登場すると、感極まって泣き出す実習生の姿も見られました。続いて実習生全員が上達した日本語で同僚への感謝の言葉や将来の目標を披露しました。カスミは単に労働力としてベトナム人技能実習生を採用しているわけではありません。彼女たちが日本語技能を身につけ、将来ベトナムや日本で活躍できるようにサポートすることで、ベトナムと日本の架け橋になることを目標としています。文化や習慣の違いを乗り越え、成長しようと頑張る実習生を、カスミはこれからも大切な仲間としてサポートします。第1期生たちは、引き続きカスミで働いたり、母国で新たな職に就くなど、それぞれの目標に向かって歩み始めました。❺❻❼❽❾❽修了式で店舗の同僚からプレゼントを渡され感激する実習生❾お返しに日本語で『翼をください』を披露

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