chable37
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川辺に咲く「ものづくり」のまち東京都と隣り合わせなのに、長年、駅がなかった八潮市。2005年につくばエクスプレスが開業して八潮駅ができると、秋葉原まで17分という都心エリアへのアクセスの良さから人口が急増しています。市の東側には東京湾に注ぐ中川が流れ、河川敷のフラワーパークは春に花桃や菜の花が咲き、市民の憩いの場になっています。また、川沿いにはマリーナが点在し、カヌー教室なども開催。堤防を散歩する人、釣りを楽しむ人、八潮は古くから川の恩恵を受けてきた水辺のまちでもあります。駅から少し離れると、あちこちで小さな町工場や倉庫を見かけます。実は八潮市は、埼玉県でも3番目に工場が多い工業都市。その業種はさまざまで、金属工業や機械工業、菓子・食品工業などを営む中小企業を中心に、スポーツ用品やダンボールを製造する世界でも活躍する大手企業の工場まで、多種多様な製造業が集積。「メイド・イン・八潮」の製品がこのまちから全国に送られ、暮らしや経済を支えています。中には人気商品を格安で購入できる直売所のあるお菓子工場もあり、地元市民だけでなく遠くから買いに来る人もいるそうです。そんな八潮市のもう一つの顔が、パキスタン人が多く住むまち。市役所周辺にはパキスタン料理や食材の専門店が多く、カレーや炊き込みご飯のスパイシーな香りが食欲をそそります。八潮が近県に点在する中古車のオークション会場に近いことから、中古車輸出のために来日した人が多く住むようで、今では「ヤシオスタン」というコミュニティを形成するほどです。カレーと言えば、お土産に買ったレトルトカレー「八潮かりぃ」は、八潮特産の小松菜を使ったカレー。まちで人気のカレー屋さんと地元大学との共同開発で誕生したそうです。そんなものづくりのまち八潮で、カスミは3店舗を営業しています。絵=古山 浩一(埼玉県八潮市)やしお13     

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