Chable_38
11/16

漬け魚昔ながらの発酵食品である本粕や味噌を使って、ひと手間加えた漬け魚。中でもパッと頭に浮かぶ王道と言えば、銀だらの粕漬や西京漬でしょう。焦げ目から立ち上る香ばしい香りもご馳走のうち。脂がたっぷりのった白身に、濃厚な旨みが凝縮され、きめ細かでプルンとした食感はため息もの。カスミでは美しく豊かなアラスカの海で水揚げされた高品質の銀だらを使用し、発酵の旨み成分が豊富な本粕漬、白味噌の上品な甘みが魅力の西京味噌漬、コク深い赤味噌の味わいが特徴の仙台味噌漬の3アイテムを発売しました。商品開発のきっかけを、鮮魚バイヤーの山本美紀さんは次のように語ります。「築地魚市場(株)の原料調達担当者さんから、アラスカで獲れた銀だらは、アラスカの深く冷たい海を泳ぐことで身がしまり、脂ののりも最高。漁獲方法にもこだわり、身が傷つきにくく品質も高いと聞いて、これだ!と思いました。アラスカ産銀だらを使えば他社との差別化のポイントになり、 “カスミに行けばおいしい漬け魚が買える”と思っていただける売り場づくりが実現できます。漬け魚は嗜好性の高い商品なので、おいしさを突き詰めたいと考えました」そもそもカスミではミズノシーフーズ様(宮城県石巻市)と開発した銀だら本粕漬けを販売してきました。今回改めて「ミール」で商品化しようと、8カ月の月日をかけて、粕漬けを完成。その後も同社と開発を続け、今年6月に3アイテムが揃いました。 「ミール」の銀だら漬け魚は、保存のしやすさ、買いやすさ、食べやすさを考え1切れずつの真空パックとしました。パッケージのシールは、壮大なアラスカの海をイメージしたデザインとし、「天然サスティナブルシーフード」と表記することで徹底した資源管理がされていることもアピールしています。産地、原料、製法の3つのこだわりでコラボした商品が、末長くロングセラーとして定着することが山本さんの願いです。   48時間・低温熟成で漬け込んだ本11「MiiL KASUMI」は、「良い日常は、良い食生活から」をテーマに、カスミならではのオリジナリティやこだわり、地域との繋がりを大切にして開発されました。

元のページ  ../index.html#11

このブックを見る