Chable_38
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沼の聖し天様」として親しまれる妻沼聖し天山。縁結びの神様として信仰されています。外壁一面に施された極彩色の彫刻は、日光東照宮を思わせる荘厳さから「埼玉日光」と称され、埼今回は埼玉県熊谷市の妻めぬま沼をスケッチ旅。訪れたのは「妻       玉県内唯一の国宝建造物に指定されています。門前にはこの地域の名物である、細長い俵形の大きないなり寿司が食べられるお休処が店を構えていました。江戸時代に江戸で流行った稲荷寿司が利根川の水運でこの地に伝わったのが始まり。以来、世代を超えて受け継がれ、文化庁の「100年フード」に認定されています。それにしてもこの日も猛暑。日本中どこへ行っても猛暑のこの頃ですが、ここは、日本最高気温41・1度の記録(2018年7月)を持つ埼玉県熊谷市の一部。気象庁のデータによれば、2008年からの10年間の快晴日数が573日で日本一!熊谷市は内陸部にあり、海の影響が少ないことも暑さの要因とか。「あついぞ!熊谷」のキャッチフレーズで町おこしをしている熊谷の市街地へ。熊谷駅前ではバス停で冷却ミストがお出迎え。そんな中「雪くま」というのぼりの店を発見!入店すると、それは熊谷名物のかき氷。「雪」のように口の中でふわっと溶ける氷と、熊谷の「くま」をとって「雪くま」に。市内約30店舗でそれぞれのオリジナルシロップで味の違いを楽しめるそうです。さながら「冷ませ!熊谷」といったところでしょうか。雪くまに癒された後は、市街地を流れる星川沿いのプロムナードを散策。毎年8月16日には、空襲で犠牲になった人々の霊を慰めるために、ここでとうろう流しが行われます。そんな熊谷市で、カスミは2店舗を営業しています。日本一暑いまちの極彩色ょうでんさまょうでんざん絵=古山 浩一めぬま(埼玉県熊谷市)13

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