日本一の実績数地域連携と健康経営で食育活動を推進カスミの5 ADAY食育学習は、健全な7 などのお声もいただきました。食生活を実践できる人を育てることを目的に、2003年からスタートしました。最初に取り組んだのは小学生を対象とした「5 ADAYスーパーマーケットツアー」という「見て、触れて、食べる」体験学習。近隣の児童を店舗に招き、売り場の野菜や果物を教材に買い物ゲームやサラダづくりを通して、子どもたちはバランスの良い食生活について講師であるカスミの管理栄養士から学びました。初年度の参加者数は185名でしたが、2013年度には初めて年間の参加者数が1万人を突破しました。当初からの店舗で行う「店舗型」に加え、2009年度からは園児の食育学習導入とともに出店地域の小学校や保育園・幼稚園などで行う「出前型」も開始し、実施形態が2種類となりました。内容も社会科学習と身近な生活を結び付けるものに広げています。2016年度からは社内で「5 ADAY食育インストラクター養成講座」を開講し、講師数の拡大を推進しています。5 ADAY食育インストラクターの資格を持つ従業員を育成し、食育活動などでの講師として活躍の場を広げています。これらの結果、2024年度には累計参加者が20万人を突破し日本一の実績数となりました。参加した保育園や小学校からは、「子どもたちが楽しく参加できました」「給食を残さず食べる子どもが増えました」「子どもたちへの伝え方がわかりやすく参考になりました」健康のために大切にしたい食生活。日々の食卓づくりをお手伝いする地域のスーパーマーケットとして、カスミは「地域連携」と「健康経営」をキーワードに食育活動に取り組んでいます。地域連携では、自治体や団体と連携し健康イベントやシニア向け料理教室などを定期的に開催。また、大学生によるライブ配信や学生考案のレシピ導入などを通じて大学とも連携しています。さらに小学校や保育園・幼稚園では、野菜などの食べ方や「もったいない」を子どもたちに伝え、食品ロスについても学んでいます。健康で生き生きと働くために健康経営の面からも食育を推進しています。従業員に対する特定保健指導もその中の一つ。健康状態を知り生活習慣を自分で改善できるよう、管理栄養士が従業員のヘルスリテラシーの向上を支援しています。また、従業員を対象とした健康測定会を定期的に実施しています。食べることは生きることの源です。カスミはこれからも、人と地域と店舗をつなぎ、食べることの大切さを伝える輪を広げていきます。22年間で20万人突破茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科の学生の皆さんとイベント開催管理栄養士が従業員に健康指導自治体・団体との連携健康イベントや高齢者向け料理教室の開催地元大学との連携特定保健指導食べることは生きること
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