Chable_39
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も選ばれるお花見所。日立さくらロードレースや日立市池の川さくらアリーナなど、市内には桜と銘打つ催しや施設も多く、市役所には「さくら課」という部署もあるそう。今回はそんな「桜のまち」日立市をスケッチ旅です。日立市かみね公園や平和通りは「さくら名所100選」に    以前から気になっていました。それは常磐道日立中央インターチェンジ近くのトンネルの左手に見える大きな煙突。その歴史を知りたくて日鉱記念館へ。歴史はこのまちに「日立鉱山」が創業した明治時代まで遡ります。鉱山は銅を産出し、日本の近代産業発展に大きく貢献。創業者は後に国際的に活躍する企業とゆかりの深い人でした。一方、当時周辺では煙に含まれる有毒ガスで木々や農作物が枯れる煙害が深刻に。そこで1914年、煙突を高くして煙を拡散させるために、当時としては世界一高い155・7mの大煙突を建造。これにより煙害は減り、荒れた山には煙に強いオオシマザクラを植林すると同時に、地域に桜の苗木を無償で提供し、学校や沿道に植えられたことが「桜のまち」の原点になったようです。大煙突は1993年に高さ約50メートルを残して倒壊してしまいましたが、その歴史は後に、直木賞作家による『ある町の高い煙突』(新田次郎)として小説や映画で広く紹介されました。帰り道、インターチェンジのそばで赤い屋根のレトロな建築「共楽館」を見つけ、見学させてもらいました。大正時代に鉱山従業員の憩いの場として建てられ、歌舞伎座を模して造られた建物には回り舞台や花道を備え、人々はお芝居や映画を楽しんだそう。大煙突が静かに見守る桜のまちで、カスミは5店舗が営業しています。大煙突が見守る桜のまち絵=古山 浩一ひたち(茨城県日立市)13

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