Cha-ble_Vol17
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1週末の朝の散歩は、新しく駅前にできたスーパーマーケットでコーヒーブレイク。柏たなかカのある街スミ 秋葉原行きのつくばエクスプレス。千葉県に入って最初の駅が柏たなか。利根川をはさんで茨城県の守谷市と接する一帯にはのどかな田園風景が広がり、むかしからカブやネギ、ホウレンソウなどの栽培がさかんだ。 秋葉原まで32分。駅開業とともにベッドタウンとして注目を集め始めているこの街では、都市生活の便利さと農村の恵みを楽しめる「農あるまちづくり」が進められている。 駅前にコンビニがある。とは言っても、お弁当や飲み物を買うあのコンビニとは少々様子が異なる。その名も環境コンビニステーション。建物の中には農園活動やガーデニング教室の展示コーナーがあったり、地元の農産物を使って料理教室を楽しめるキッチンスペースがあったり、地元農家と市民が交流するための拠点らしい。市民はここから発信される情報や交流を活用し、週末に農園の野菜づくりや田園のサイクリングを楽しんだり…。飾らないやすらぎがこの街の魅力だ。 地元の野菜を調達したり、散歩の途中にイートインコーナーでコーヒーを飲んだり…。フードマーケットカスミ柏たなか駅前店は、都市と自然が調和するベッドタウンに欠かせない存在だ。絵=古山 浩一

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