Cha-ble_Vol17
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茨城県栃木県群馬県埼玉県東京都千葉県神奈川県旨い肉には理由があるいばらき地養豚指定農場でこだわりの専用飼料を与え、健康に育てられた安全で高品質な銘柄豚肉をお届けします。飯島畜産株式会社代表取締役飯島俊明さんカスミ精肉加工センターで薄切り、こま切れ、しゃぶしゃぶ用などに商品化して各店頭へ木酢液で健康に麦3割でよりおいしく 茨城県は全国有数の養豚王国で、平成24年の生産高は国内第4位。県が誇る銘柄豚の一つが、カスミで平成16年から販売を始めた「いばらき地養豚」です。どのように育てられ、味や肉質にどのような特徴があるのでしょう。その魅力に迫るため、供給元の飯島畜産を訪ねました。 地養豚は木酢精製液、海藻、ヨモギ、ゼオライトを主成分とした「地養素」という混合飼料をこだわりの飼料に混ぜ与えて育てられた豚のことです。地養素に含まれる木酢液は豚肉特有の臭みを軽減し、ゼオライトは整腸作用、海藻はアミノ酸やミネラルでうま味を引きだし、ヨモギは肉の光沢・弾力を引きだす効果があります。地養豚は全国各地で生産されていますが、いばらき地養豚には他にない特徴があると飯島俊明さんは言います。 「地養豚の中でも、母豚と子豚にも木酢精製液とゼオライトを主成分とするグローリッチ・ネオという混合飼料を与え、出荷の約2カ月前から麦が3割入った飼料を与えているのは私たちだけ。その効果が一番表れるのが、純白で引き締まった脂身です。触ってみてください」 そう促されて脂身を触ると、手の温度であっという間に脂が融けます。「融け始める温度が低いので、口の中にしつこく脂が残りません。そこにもおいしさの秘密があるんです。いばらき地養豚は、脂身に甘みとコクがあり、赤身は柔らかくジューシー。豚特有の臭みがないのが特徴です」。職人技と国際規格で安全と品質を守る いばらき地養豚の生産は、平成15年に年間約1000頭からスタートし、現在は約4000頭まで増えています。 3軒の指定農場で育てられた豚肉は、背骨から2つに切り分けた枝肉の状態でと畜場から飯島畜産に搬入さ

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