Cha-ble_Vol17
7/16

和食 のチカラ。商品開発で社員食堂で和食のチカラで健康づくり塩分を3グラム程度に抑えるなど生活習慣病予防にも配慮しています。 しかし、低カロリーということで物足りなさを感じることはないのでしょうか? 週に4〜5回「茨キリランチ」を食べるというカスミの藤沼一夫さんは「見た目以上に満腹感があり、そのうえ低カロリーで味もおいしい」と話します。 物足りなさを防ぐために、調理法や食器選びにも工夫をしているようです。 「野菜は大きめに刻んで噛みごたえを出し時間をかけて食べていただくようにしています。また彩りのよい野菜を小鉢に分けることで視覚面での満足感も演出しています」 そう話すのはカスミの管理栄養士、杉本睦子さん。脳が満腹感を感じるまでには20分程度かかると言われているため、ゆっくり楽しみながら食べることは食べ過ぎ防止にもつながるのだそうです。社員食堂から健康づくり 藤沼さんは1日3食の食日記を欠かさずつけることを習慣にしていると言います。WASHOKU 「食日記を見れば何をどれだけ食べたか、何が不足しているか一目で分かります。家族と共有すれば、自宅での食生活改善にも生かせますから」と記録のメリットを話す藤沼さん。食日記をつけ始めてから、体重が7キロ減少、糖尿病診断の指標となる数値が大幅に改善し医師を驚かせたと言います。 カスミの社員食堂ではごはんの重量とカロリーを表示して大中小の中から自分で選べるスタイルを採用しています。その理由を管理栄養士の杉本さんはこう語ります。 「大切なのは意識して自分で管理すること。そして気づいたことを自宅や外で食事をするときにも思い出してほしい。食事を提供するだけでなく健康への気づきを提供できる社員食堂にできたらいいですね」 おいしさやカロリーの低さだけでなく、健康づくりへの意識を養えるのも「茨キリランチ」の人気の秘密のようです。(株)カスミ環境社会貢献部管理栄養士杉本 睦子毎日社員食堂を利用するというカスミの藤沼一夫さん従業員の食生活改善や食育の場としても活用されているカスミつくばセンターの社員食堂注文時にごはんの量とカロリーが確認できるサワラのピリ辛味噌炒めランチカツオの竜田揚げサラダ仕立てランチ

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です