環境・社会貢献活動
「わたしの企画」応援します!実施報告
まわたぽかぽか~蚕のはなしと真綿ができるまで~
木村寿子さんの企画「まわたぽかぽか~蚕のはなしと真綿ができるまで~」を12月1日・2日カスミつくばセンターで行いました。「真綿」は蚕が作った繭から出来る絹(シルク)の綿で、植物から採れるのは、木綿わた。真綿のふんわりとしたやさしい暖かさ、素材としての面白さを体感して、今の生活にも生かせる提案をしたいと企画。「はんてん」や「ちゃんちゃんこ」など暮らしの中にある真綿を展示、ワークショップでは、真綿かけの実演と体験や、真綿から糸を作りました。
真綿かけを体験しました。繭を煮てやわらかくし、中からさなぎを取り出し、引き伸ばして枠にかけ5枚ほど重ねて「角まわた」にしていきます。このほかにも、袋状に伸ばして乾燥させて作る「袋まわた」があります。
蚕に桑の葉を与えました。食欲旺盛で、一生懸命食べていました。蚕の吐き出す糸は、1.5kmにもなるそうです。
真綿のはしから糸を引っぱり、ひざの上でよって糸にしていきます。伸ばす長さによって太さは変わりますが、細くするのはとても難しい作業でした。
「かっぽれ」を踊ろう!~江戸のエアロビクスで元気に~
久古キエ子さんの企画「『かっぽれ』を踊ろう!~江戸のエアロビクスで元気に~」を10月28日
カスミつくばセンターで行いました。久古さんは、「粋でいなせな『かっぽれ踊り』を広く知って
ほしい。多くの皆さんに自分にあった動きでかっぽれ踊りを楽しんでほしい」と企画。
「梅后流江戸芸かっぽれ」の皆さんと一緒に「かっぽれ!かっぽれ!」と曲に合わせて踊りました。
参加者の皆さんも、頭にねじり鉢巻を”きゅっ!”と締め、元気に汗を流していました。
「かっぽれ」の原型は、大阪住吉神社で奉納されていた「住吉踊り」といわれています。
その「住吉踊り」が江戸に伝わり、浅草浅草寺で大道芸としてはじめたのが「かっぽれ」です。
「かっぽれ」は踊ることにより、筋力強化とストレス発散が期待でき、和風エアロビクスと呼ばれる
ほど全身を使う踊りです。
「梅后流江戸芸かっぽれ」の皆さんに「伊勢音頭」「深川」を披露していただきました。
鉢巻の締め方から教えていただき、さあ、いよいよ練習スタートです!
きりっと鉢巻をまくと気分もすっきりし背筋も伸びました。踊りが好きな参加者の
皆さんは、すぐに踊り方もマスターしました。
練習後は会場の全員でかっぽれを踊りました。
参加者の皆さんは、「楽しくてストレス発散ができました」
「良い運動になりました」と、おっしゃっていました。
ベルリンフィルの名手と子どもたちによる芸術あそび
橋本麻智子さんの企画「ベルリンフィルの名手と子どもたちによる芸術あそび」を10月8日
カスミつくばセンターにて行いました。橋本さんは、「子どもたちに一流の演奏家とふれあう貴重な
体験をしてほしい」と企画。音楽や絵画に興味のある未就学児と小学生を募集し、7月末から9月に
かけて、地域のアーティストたちに協力していただき、計4回のワークショップを開催。ピアノ、
ハンドベルなどの楽器をグループごとに練習したり、絵を描いたり、オリジナルの打楽器を作りました。
演奏本番では、子どもたちの絵が壁一面に飾られた会場で、手作りの打楽器を使ってベルリンフィルの
ラハナートリオの皆さんと「ラデツキー行進曲」の合奏を行いました。
後半はラハナートリオの皆さんによるミニコンサートが行われ、素晴らしい演奏を聴くことができました。
ハンドベル、トーンチャームで、「きらきら星」「エーデルワイス」など4曲を
緊張しながらも一生懸命に演奏しました。
ワルター・ケスナーさん、杉山紀子・ケスナーさんに楽器についてユーモラスにお話をしてい
ただきました。板やプラスチックケースなどから生み出される音色のおもしろさや、ピアノで
「うれしい感じ」「悲しい感じ」の音の表し方の違いをメロディで教えていただきました。
リューディガー・リーバーマンさん(バイオリン)、ワルター・ケスナーさん(ヴィオラ)、
杉山紀子・ケスナーさん(ピアノ)によるミニコンサートが行われました。
にぎやかだった会場内は一変し、3人の演奏に全員が聴き入っていました。