VOICE

カスミの将来を見据え
従業員の誇りとなる
店をつくる

店長

橋本 明Hashimoto Akira

1998年度入社

店長になるまでの経歴を教えてください。

青果一筋の私にとって、店全体をみる次長職が最初の難関。経験豊富な店長のもとで多くを学べたのは幸運でした。

入社して青果担当となってから、青果部スーパーバイザー(SV)、青果新店チーフと青果一筋でやってきました。SV時代は商品本部と担当店舗の橋渡し役を務め、数多くの自社店舗や競合店を見て視野を広げることができました。
これまでを振り返って一番大変だったのは、次長になった時です。青果のこと以外はまったく分かっておらず、空回りするばかりで不甲斐ない毎日。しかし幸運だったのは、活躍する経験豊富な店長のもとで働けたことです。お手本とすべき店長の在り方を、間近で学ぶことができました。
店長辞令をもらった時は、プレッシャーを強く感じました。印象的だったのは、店長就任の初日からニュースで報道されるほどの記録的な豪雨に見舞われたこと。ドタバタしているうちにお店に馴染み、フランクな従業員に助けられ、気づいたときにはプレッシャーが吹き飛んでいました。

店長として「チャンス到来」と感じて挑戦したことは?

カスミの将来を担う業務改革モデル店舗に選ばれ、作業改善に挑戦。ムダな作業をなくし、数値改善にもつながりました。

自店が業務改革推進プロジェクトのモデル店舗に選定され、まさにチャンス到来と感じました。目指すのは、店舗のムダな作業をなくし、なおかつ売場レベルを向上すること。
従来の作業内容を再構築し、カスミ全店に展開できるような“作業の新しい教科書づくり”がミッションです。
従業員の皆さんに、「お店のダイエットをしましょう。途中でなかなか結果が出ず、嫌になることがあるかも知れません。でもそれを乗り越えれば、健康体で魅力的なお店になります」と伝えたところ、非常に前向きに取り組んでくれました。
2年間かけて作業改善を終了。この取り組みによりお店の数値も改善し、仕組みもできて、より働きやすい環境も整いました。カスミの将来を担うプロジェクトに、モデル店の店長として関われたことを誇りに思います。

今後の目標を教えてください。

売場の再構築という新たなミッションに挑み、年商アップを目指します。

業務改革モデル店舗としての取り組みは、従業員の皆さんの努力で何とか形にすることができました。しかし、まだまだ課題は多く、あるべき数値目標には達していません。改善活動にゴールがなく、ベストを追い求めるより、限りなきベターの追求が大切だと思っています。
つい最近、私たちにまた新しいミッションが与えられました。モデル店舗の期間が2年間延長され、今度は売上を伸ばすため売場の再構築に挑戦します。目標は、現行年商の25%アップ。そのため、地道に売場改善を進めるとともに、フェアやイベントで新しいお客さまを獲得します。さらに、1点でも多く買っていただける売場づくりへと進んでいきます。
モデル店舗には、本部から業務改革チームのメンバーが頻繁に来てくれます。同じ目標に向かう仲間として、現場での一体感が大きな力となります。

店舗づくりで大切にしていることを教えてください。

従業員の誇りとなるような、「この店が一番」と思われる店舗づくりをすることです。

私が目指しているのは、お客さまに「この店が一番」と思っていただき、そのことが働いている従業員の誇りとなるような店舗づくりです。お客さまに不便を感じさせないのはもちろん、ご来店いただくたび何か印象に残ることがあれば、「この店が一番」と思っていただけるでしょう。このお店の強みはレジの接客です。素早く作業しながら、お客さまと一言二言会話を交わす温かみのある接客が喜ばれています。
また店長として、お客さまの声、従業員の声をしっかり聞き、よく理解することを何より大切にしています。お客さまの声を聞くため、なるべくレジ周りで作業をする時間をつくり、気軽にお声をかけていただけるよう心がけています。中には耳に痛い言葉もありますが、励みになる言葉もたくさんいただけます。従業員に対しても、何でも話せる風通しの良いコミュニケーションを心がけています。

橋本 明さんの DAILY SCHEDULE

  • 7:00

    出社

    メールチェックの後、店舗周り、バックルーム、売場をくまなく歩いて問題がないか確認します。

  • 8:30

    朝礼

    従業員が気持ちよく働けるようモチベーションを高めます。開店前に再度売場を確認します。

  • 9:00

    開店

    売場確認のほか、メールチェック、競合店視察、ミーティング資料作成を行います。

  • 11:00

    ミーティング

    日配グロサリーの発注確認と3便入荷。売場に戻り、レジ回りでお客さま対応、売場確認をします。

  • 12:00

    売上確認

    午前中の売上を報告し、その後バックルームで作業の進み具合を確認します。

  • 13:00

    昼食

  • 14:00

    店内巡回

    売場確認でお客さまの声を、バックルームの作業確認で従業員の声を聞きます。ミーティング資料作成を行います。

  • 15:00

    ミーティング・売場確認

    ピークに向けて売場確認、バックルームの作業確認をした後、レジ回りで接客や整理をします。

  • 16:00

    夕市

    売場確認や接客にあたります。さらに夕礼を挟んで、バックルーム確認、売場確認を行います。

  • 18:00

    翌日の準備

    売上報告、メール確認、ナイト責任者と引き継ぎを行います。この日最後の売場確認、バックルーム確認をしながら従業員に退社の挨拶をします。

  • 19:00

    退社

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