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情報システム

渡辺 健太Watanabe Kenta

2016年度入社

入社から情報システム担当になるまでの経緯を教えてください。

社内研修「IT塾」への参加がきっかけで、文系出身の私がアプリ開発に携わることになりました。

学生時代にカスミでアルバイトをした経験から、食を通して地域に貢献したいと思い入社しました。青果部門に配属された1年後、「IT塾」という新しい社内研修がスタートすると聞き、興味をひかれて参加。IT塾の主な目的は、国内や海外のIT活用事例について見識を深めることです。そこで学んだBI(ビジネスインテリジェンス)ツールを、実際に店舗での売上データの集計・分析に取り入れるなど、非常に役立ちました。
1年間・全6回のIT塾を修了した2018年、IT・システム系の部署に異動となりました。実は私は文系(経済学部)出身。ITの素養がなかった自分が、まさかアプリ開発に関わることになるとは夢にも思いませんでした。カスミは学生時代の専門に関係なく、やる気次第で幅広いスキルを磨ける会社。学生の皆さんも、ぜひカスミに入社してさまざまな研修に参加し、積極的に自分の可能性を広げてください。

仕事をする中で「チャンス到来」と感じて挑戦したことは?

新アプリの社内向けリリースで、原因不明のエラーが発生。店舗へ導入する前に修正のチャンスを得ました。

U.S.M.H公式モバイルアプリは、お客さまの使い勝手だけでなく、例えば「未成年の年齢確認をどうするか」「返品の対応をどうするか」など、店舗の従業員が処理しやすい仕組みも重要です。あらゆるケースを想定し、完璧に作り込まなければなりません。
2019年6月、まず筑波大学店で従業員を対象に試験導入。そこであぶり出した問題点を解決した上で、5カ月後に本社1階の無人店舗「KASUMI LABO」への導入の日を迎えました。しかし当日、原因不明のエラーが発生。一体何が起きているか分からず肝を冷やしました。修正作業を行い、無事リリースすることができました。
トラブルが発生したものの、社内向けのリリースであり、お客さまにご迷惑をかけずに済んだことは幸いでした。後になってみれば、アプリ修正のチャンスを得て、影響を最小限に抑えることができたと思っています。

仕事内容とやりがいを教えてください

ICT技術を導入し、社内業務の効率化と、新しいアプリの開発に取り組んでいます。

私の担当する仕事は大きく2つあります。
1つは、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入し、社内業務の効率化を進めることです。RPAというのは、パソコンで行う定型作業を簡単に自動化できるツール。各部署で、それぞれ最も効果的に使いこなせるよう、導入をサポートしています。
もう1つは、「U.S.M.H公式モバイルアプリ」の開発です。スマートフォンで商品のバーコードを読み取り、決済まで完了。レジに並ぶことなく買い物ができる画期的なアプリを、お取引先さまと共同開発しました。前例のないものを一から構築していくのは非常に難しい仕事でしたが、無事お客さまにリリースして店舗で使えるようになり、苦労が報われました。今後はカスミで導入店舗を増やし、さらに将来的にはU.S.M.Hグループ各社への展開も目指します。

カスミの強みは何ですか。

お客さまや従業員の声が届きやすく、それをICT運用の改善につなげていけるのが強みです。

お客さまとお店との心理的な距離が近いことは、大きな強みと言えます。なぜなら、新しいシステムをお店に導入した際、想像していなかったご意見・ご感想をお客さまから直接いただくことができ、それをアプリの改良につなげられるからです。私自身もなるべく店舗に足を運び、従業員の皆さんの声を聞くようにしています。ネガティブな意見を遠慮なく言ってもらうには、日頃のコミュニケーションが大切です。アプリに完成形はありません。今後もお客さまや従業員が使いやすいよう、改良を続けていきます。
これまでもカスミは、新しいICT技術を積極的に導入しようと取り組んできました。今後もさらにICT化が進展していくのは間違いなく、それがカスミのさらなる強みとなっていくと思います。

渡辺 健太さんの DAILY SCHEDULE

  • 8:30

    出社

    メールチェックし、社内や外部からの問い合わせに対応します。

  • 10:00

    資料作成

    BIツールやRPAソフトなども使用して効率的に作業します。

  • 13:00

    打ち合わせ

    共同開発の担当者と綿密に進捗確認や意見交換を行います。店舗従業員の声などを反映するため、開発内容への要望をきちんと伝えます。

  • 18:30

    退社

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